製品情報

一覧に戻る

NK形ピリング試験機
NK-type Pilling Tester

型式

NK-100

用途・特長

本機は、中高等学校制服や事務服用に使用される混毛織物の接圧摩擦によるピリングの発生度合や、生地目が目つぶれして発生するテカリ等の評価用に開発された試験です。
制服着用時は座席面で体重負荷が掛かった状態で、滑り摩擦やひねり摩擦が働きます。JIS L-1076 「織物及び編物のピリング試験方法」ではピルの発生が認められない生地についても、この試験機では着用時の再現が可能です。
2枚の試験片を一定の張り込み条件にて2個の角形ウレタンフォームに取り付け、それぞれを試験機駆動部の上下に固定し、上下試験片を接触させた状態で押圧荷重を加え、上側試験片にはツイスト運動を、下側試験片には前後駆動を行わせしめピル発生が認められる駆動回数にて判定します。
尚、この試験機は自動車等の織物シート素材の動しわ白化試験にも適用できます。

仕様

 NK-100
試験片寸法(約)上側:380×380㎜、下側:340×340㎜
ウレタンフォーム寸法上側:200×250㎜、下側:250×250㎜
ウレタンフォーム材質密度:0.05g/㎤ 硬度:25 Kgf/314㎠
上側駆動方式ツイスト駆動(振角:±20°全角:40°、速度:5~40回/min)
下側駆動方式    前後往復駆動(ストローク:70㎜、速度:5~40回/min)
試験荷重5 kgf、10 kgf
試験片張り込み荷重上側試験片:4.54Kgf、下側試験片:8.15Kgf
カウンター6桁プリセットカウンター(上下駆動各1)
モーターギヤードモーター 0.2KW(上下駆動各1)
安全カバーアクリル透明カバー(観音扉) *開放時電源遮断リミットSW
本機外寸法(約)630(W)×600(L)×1500(H)㎜ *観音扉のため占有空間は幅800㎜必要